_自分の性格から自己分析
【内容ダイジェスト】
◆自己分析の鉄則
1.カテゴリーで分けて振り返る!
(年代別:高校時代や大学時代など)
(活動単位:バイト・ゼミ・サークルなど)
2.就活につながる情報を仕分ける!
例)友達が多い⇒×
相手の気持ちを察することが得意⇒○
◆2段階の自己分析
1.外向型or内向型
2.思考型or感情型or感覚型or直感型
◆自己分析結果の活用法
仕事選びの役には立たない!
活躍する方法に役立てる!!
【プロローグ】
就活でよくある悩みや陥りがちな罠を紹介しながら、ストーリー形式で解決していく構成になってます。登場人物と自分の性格を照らし合わせて、共感できる部分はぜひ参考にしてください。
【登場人物】

~就活マスター~
就活のことなら何でも知ってるプロのアドバイザー。

~ヒカリ(就活生)~
社交的で楽観的な性格。直感で判断することが多く論理性に課題。

~トオル(就活生)~
冷静でクールな性格。頭で考えすぎて動けない事が多く行動力に課題。

自己分析って何からやれば良いですか?
何となく自分の過去を振り返るぐらいしかイメージがなくて・・・

それわかる!
記憶を一旦たどってみたものの、「まぁ自分はそうだよな」と想定内の結果しか得られず、新しい発見とか就活につながる新情報みたいなものは見つからないんだよな~。

そういった就活生は非常に多いです!
それでは自己分析について解説していきますね。
まず自己分析の鉄則は大きく2つです!
1つ目はカテゴリーに分けて振り返る!
2つ目は就活につながる情報を仕分ける!
この2つは常にグランドルールとして考えてください。自己分析の方法はいくつかありますが、上の2つは基本変わりません。

グランドルールですね!
覚えておきます!
ちなみに1つ目のカテゴリーってどういうイメージですか?

ここでいうカテゴリーとは「年代別」で高校時代・大学1年生・2年生・3年生みたいな時系列で区切りながら思い出すパターンと、「サークル」、「ゼミ」、「バイト」など活動単位で区切りながら思い出すパターンのことを言います。
私のおすすめは活動単位で区切りながら思い出す方法です。
理由は、サークルでの自分と、バイトでの自分など、活動単位で自分のキャラが違う人が多いからです。
自分の性格を把握しようと思ったら、この集団の中ではこういう性格で、あの集団の中ではこういう性格、という具合に整理したほうがしっくりきます!
だから自己分析をする時に何となく過去を振り返るのではなく、カテゴリーに分けて自己分析をすると効果が高いのです!

確かにっ!!
私大学ではちょっと天然キャラですけど、バイト先ではしっかり者のお姉さんキャラなんですよ!

自分で言うなよ!
というかお前がしっかり者だってバイト先ちょっと心配だな・・・

まぁまぁ!その話は一旦置いといて、
次の「就活につながる情報を仕分ける」という部分に関して補足説明しますね。
振り返りをして、情報を集めた時に、就活に使える情報と使えない情報が存在します。
その判断基準は仕事につながるかどうかです!
例えば、過去を振り返って、「私って友達多いな」とか「損な役回りが多いな」みたいな情報はそのまま仕事につながりません。
ただ「友達が多い」という情報の中身を仕分けて、「相手の気持ちを察することが得意」とか「初対面から積極的に話せる」という情報を抜き取れば、就活に使えます。
その情報は仕事につながるからです!
なので、就活につながる情報を仕分けると、仕事で活かせる自分の情報を整理できるのです。

すごい納得です!
今までの自己分析は表面的な情報で終わってたので、やってもやっても何かしっくりこなかったんだと思います。

気付いて良かったですね!
ではここからが本題です!
今回は自分の性格から自己分析をしたいと思います。
2段階で自分の性格を落とし込んでいきますので、私の質問に対して自分はどこに当てはまるのか考えてください。
先ほど話したように活動単位でどこに当てはまるのか考えると、よりリアルに自分の性格がわかります。
まず1段階目の質問です。
「あなたは外向型か、内向型か」
【外向型とは】
周りの意見を重視する。自分より相手に矢印が向くことが多い。他人をよく観察する。他者や社会に対して何か貢献したい。
このような傾向がある人は外向型です。
【内向型とは】
自分の感覚を大事にする。自分に矢印が向くことが多い。他人に関心が薄いと思われがち。自分にダメ出しをすることが多い。
このような傾向がある人は内向型です。
※明るい人が外向型で、暗い人が内向型ではないので、注意してください。

あっ!私は完全に外向型です!

自分は内向型ですね。

はい、予想通りです!
次に2段階目です。4つのタイプが出てくるので、何に当てはまるか考えてください。
1.【思考型】
物事を論理的に捉える傾向。理論や理屈に関心が向く。
2.【感情型】
「好き・嫌い」「快・不快」で物事を判断する。
3.【感覚型】
物事を見たまま、そのまま感じ取る。五感を通じて情報を得る。
4.【直感型】
単なる事実よりも、その裏に隠れている意味や可能性に関心をもつ。
お二人ともいかがですか。

大学友達の中では「感覚型」だと思うんですけど、バイト先だと「直感型」な気がします!

ベースはどの活動単位でも「思考型」ですが、たまに「感情型」が出てきてる気がします!

そうなんです。
同じ活動単位でも、複数の性格が出ることは全然あります!
どちらの方がウェイトが重いのかぐらい把握しておけば問題ないです。
下の図が全パターンのまとめになります。


どんな性格でも良い面と悪い面があります。まずは自分にどんな特徴があるのか把握することがファーストステップです。
そしてここから間違う人が非常に多いです!
性格診断や振返りをして、その後なにをやりますか?

自分の性格が把握できた後は、もちろんその性格が合う業界や職種を探します!!

やはりですか・・・
そこが大きな間違いなのです!!

えっ!?
何が間違えてるんですか??

性格や特徴を知ることは、仕事選びの役には立ちません!
活躍する方法に役立てるのです!
例えば、メーカーで働いている人が全員同じ性格や特徴をもっていると思いますか?
メーカーの営業であっても、社交的で明るい性格の人も、人見知りで慎重派な性格の人も働いてます。
具体的な例でいうと、
自分は外向型の感情型だから営業では対人スキルを活かそう!でも物事を深く考えない傾向があるから、その部分は上司に相談して、足りない部分を埋めていこう!みたいな営業マンが活躍できたり、
自分は内向型の感覚型だから営業では相手の課題の本質を見抜く力を活かそう!でも自分の感性は独特だから、提案資料が相手に伝わるか第三者に見てもらおう!みたいな営業マンが活躍できたりします。
何が言いたいかというと、同じ仕事でも活躍する方法はひとつじゃないということです!
色々な性格の人が活躍する世界がビジネスの世界です。
だから、その仕事であれば私の性格をこうやって活かすと能力が最大化できそうだ!とか、この弱点を補えば弱みが強みになりそうだ!とか、ちゃんと性格に合わせた戦い方があるのです。
スポーツの世界でも当たり前に見ているはずです!
サッカーで背が高い人は、背が高い人なりのやり方!背が低い人は背が低い人なりのやり方!足が速い人なりのやり方!体力がある人なりのやり方!
就活になると急に見えなくなりがちですが、性格が仕事を決めるわけではありません!
活躍する方法が変わるだけです!
自分の志望する業界で自分の性格を活かすとしたら、何をすれば良いのか、ぜひ考えてみてください!

わぁ~!!
完全に就活の罠にはまるところでした!
固定概念って怖いですね。

みんながそうやってるから何の疑いも持ってなかった!

ただ自己分析はこれで終わりじゃないですからね!
次は能力から自己分析に入っていきます!覚悟はいいですか?

うっ・・・
急に内向型の直感型が出てきた・・・

あっ!ネガティブな部分の現実逃避だ!!

新たな自己分析結果が出ましたね!笑