_最終面接~意思確認の面接~攻略法
【内容ダイジェスト】
◆意思確認の面接は大きく2パターン
(1)雑談形式で質問タイムも多く取られるパターン
(2)とにかく”覚悟”が問われるようなピリピリしてるパターン
◆質問は必ず事前に準備する!
◆”覚悟”と”保証”は全然違う!
⇒”覚悟”とは心意気で、”保証”は責任を伴う
※就活で発言する内容は”保証”ではない!あくまでも心意気を見せて”覚悟”を伝える!
◆企業側が内定を出す時の”覚悟”は2000万円!
⇒一人前の社員に育てるための3年間は先行投資として約2000万円想定している!
※就活生もそれに応えられるだけの”覚悟”をもって最終面接に臨むこと!
【プロローグ】
就活でよくある悩みや陥りがちな罠を紹介しながら、ストーリー形式で解決していく構成になってます。登場人物と自分の性格を照らし合わせて、共感できる部分はぜひ参考にしてください。
【登場人物】

~就活マスター~
就活のことなら何でも知ってるプロのアドバイザー。

~ヒカリ(就活生)~
楽観的な性格。直感で判断することが多く論理性に課題。

~トオル(就活生)~
冷静でクールな性格。頭で考えすぎて動けない事が多く行動力に課題。

それでは早速、最終面接のパターンで「意思確認の面接」について解説していきましょう!
ヒカリさんの明日の最終面接は「選考要素のある面接」か「意思確認の面接」かわかりませんが、「選考要素のある面接」に関しては、先ほど理解してもらえたので、これから「意思確認の面接」だった場合の攻略法について説明します。

はい!
よろしくお願いします。

「意思確認の面接」は大きく2パターンあります。
1.雑談形式で質問タイムも多く取りながら、和やかな雰囲気で進む最終面接
2.質問はほとんどなく、”覚悟”を厳しく問われる、ピリピリした雰囲気で進む最終面接
雑談形式の和やかな最終面接は、会社に対して良い印象をもってもらう事が目的だったりするので、選考通過率が最も高いタイプの面接形式です。
ただ就活生はここで気を緩めずに、ちゃんと緊張感をもって面接に臨むことが大切です。
あとは質問タイムもしっかり用意されてることが多いので、自分が入社する会社としてボーダーラインをクリアしているのか、相性を確認するための時間に使うようにしましょう。

雑談形式の和やかな面接はラッキーですね!
心に余裕をもって面接が出来そうです。

でもちゃんと質問を準備しておかないと、せっかくの時間がもったいないから、会社の理解不足を解消できるように的を得た質問を考えておかないとね。

その通りです!
質問力はかなり重要なポイントです。
また逆質問のコツは別のところで詳しく説明するとして、
最終面接で最も恐ろしいのは、覚悟を厳しく問われるピリピリ感のある最終面接です。
圧迫面接に近い雰囲気で、とにかく”覚悟”を問われます。
「本当に定年まで働く気持ちがありますか?」とか
「絶対に活躍できる自信はありますか?」とか
「内定が出たら絶対うちに入社しますか?」など
”覚悟”が出来ているか、あらゆる角度から攻めてきます!
ここで重要なのは「心意気」です!
「保証」をするわけではありません。

心意気ってことは、あくまでも気持ちが大事ということですか?

そうです。
内定が出たら絶対に入社します!という発言を”保証”する場合は、
その発言の責任を負うわけですから、内定が出たら断れないことになります。
でも、ここで問われているのは、発言の責任を取れと言っているわけではなく、今の”心意気”を見せてほしいという事なのです。
例えばプロポーズも一緒ですよね。
一生幸せにできる保証はどこにもありません。
離婚している人もたくさんいます。
だからといって正直に、
「一生幸せにできる保証はないけど、出来るだけ頑張るから結婚してください!」と伝えたら、誰もOKしないですよね。
未来のことなんて分からないけど、その時の心意気として、
「一生幸せにするから結婚してください!」と伝えるわけです。
それで”覚悟”が伝わるから、相手がOKしてくれるんですよね。
就活でも一緒です。
一生その会社で働くかわかりません。
将来活躍できるかわかりません。
内定が出たら入社するかわかりません。
でもその時の心意気として、
「はい、絶対大丈夫です!」と力強く”覚悟”を伝えてください。
もちろんその覚悟がなければ、ただのウソになってしまうので、どこの会社にでも言うことはあまりオススメしません。
この会社なら働いても良いなと少しでも思える会社であれば、自信をもって”覚悟”を伝えましょう!
心意気をしっかりと見せられる就活生は最終面接に限らず選考通過率が高いです。

面接で言い切ることが苦手だったんですが、今の説明で少し気持ちが楽になりました!
発言した内容が実行できなかった時に、後で色々言われると思って、少しビビってましたが、あくまでも心意気を伝えれば良いんですね!
確かにプロポーズの時に不安要素も全部正直に相手に伝える人はいないですもんね。

それプロポーズでされたらドン引きだね!笑
面接官にドン引きされないよに、私も面接ではしっかり心意気を伝えられるようにします。

ここはかなり最終面接のポイントになるので、絶対外さないようにしてください!
前にも少し説明しましたが、企業が内定を出す時の”覚悟”は2000万円です。
なぜ2000万円の覚悟で内定を出しているかと言うと、入社してから3年間で支払う給与や社会保険、福利厚生や備品などトータルで約2000万円かかるからです。
ではなぜ3年間のコストを見積もっているかと言うと、新卒は最初の3年間を勉強期間と設定して、利益を出すのは3年目以降で計算している企業が多いからです。
最初の3年間は先行投資ということで、2000万円はまず一人前になるまでに最低限かかる必要経費だと考えているのです。

私1人の内定に2000万円も”覚悟”をもって判断しているということは、私もちゃんと”覚悟”をもって臨まないとダメですね!
改めて気が引き締まりました!!

ちなみに就活生側の”覚悟”ってどの程度あれば大丈夫か判断基準ってありますか?

1つの目安ですが、今選考中の企業が全部落ちても、その企業に入社したいと思えなければ”覚悟”はない、と判断するのが良いでしょう。
逆に今選考中の企業が全部落ちたときに、最終選考を受ける企業の内定があったらそこに入社する。という想いがあれば、”覚悟”があると判断して、ちゃんと心意気を伝えるべきです。
ただこのやり方が全てじゃないと思うので、それぞれ自分なりの”覚悟”のボーダーラインを確認する方法を探してみてください。

わかりました!
今教えてもらった方法を参考にしながら、自分なりに考えてみます!

明日、最終選考を受ける企業は私にとって入社しても良いと思える会社なので、思い切って”覚悟”を伝えてきたいと思います!

そうですか!頑張ってください!
良い報告を期待してますよ!

任せてください♪
どんなパターンの面接でもやってやりますから!

そこらへんの草食系男子より、よっぽど男前だな!笑

そうでしょ!!
でもちゃんと女子だってこと忘れないでよ!笑