_リクルーターを活用しよう!
【内容ダイジェスト】
◆リクルーターと最初に接触するタイミングは?
⇒3年生の2月~3月がピークで、4月にはほぼ収束
◆リクルーターと会えるメリットは大きく3つ
(1)企業理解が深まる(社風や働き方など)
(2)選考時のアドバイスが聞ける
(3)志望動機の武器になる
◆リクルーターの対応で注意する点
(1)選考要素がある
⇒「選考要素はないからリラックスしてね」という言葉に騙されない!
(2)連絡がたくさん来るケースがある
⇒評価が高いと惹きつけをするために、頻繁に連絡が来ることも!
【プロローグ】
就活でよくある悩みや陥りがちな罠を紹介しながら、ストーリー形式で解決していく構成になってます。登場人物と自分の性格を照らし合わせて、共感できる部分はぜひ参考にしてください。
【登場人物】

~就活マスター~
就活のことなら何でも知ってるプロのアドバイザー。

~ヒカリ(就活生)~
楽観的な性格。直感で判断することが多く論理性に課題。

~トオル(就活生)~
冷静でクールな性格。頭で考えすぎて動けない事が多く行動力に課題。

では、今回はリクルーターが付いた時にどうやって活用すれば良いのか解説していきますね。
前回は、リクルーターが付いてくれるかどうか、学生側で選べないという話をしましたが、実際にリクルーターがいる人は、今回の話を参考にしていただきたいです。

ぜひ教えてください。
お願いします!

まずリクルーターと最初に接触しているタイミングはいつが多いかと言うと、2~3月です。
12月ぐらいから徐々に増え始めて、2~3月のピークを過ぎると4月でほぼ収束します。

結構早いタイミングなんですね。
エントリーシートやセミナー参加をキッカケに連絡が来るって言ってましたもんね。

そうですね。
そしてそのタイミングで就活生にとって、リクルーターと会えるメリットは次の3つが大きいと言えます。
1.企業理解が深まる
(社風や働き方など)
2.選考時のアドバイスが聞ける
3.志望動機の武器になる
やはり会社説明会やHPの情報は、作り込まれた情報であったり、一方的な情報なので、企業理解には不十分です。
でもリクルーターが説明してくれる内容は、割とリアルな情報です。
個人の意見に偏る可能性はありますが、それも貴重な情報であることに変わりはありません。
また個別の質問に答えてくれるので、一方的な情報キャッチより自分が欲しい情報を入手できる可能性が高まります!
こういったところから企業理解が深まるメリットがあると言えるでしょう。

確かに、作り込まれた情報じゃないというのはポイント高いです。
OB/OG訪問であれば似たようなことが出来ると思いますが、リクルーターの目線でも聞いてみたいですね。

選考時のアドバイスをもらえるところも就活生にとってはポイント高いですよね。
履歴書の内容や面接でのアピールポイント、リクルーターが就活生の時は面接でどんな質問をされたのか、など色々貴重な情報が聞けます。
最近はSNSやネットで検索をすると、似たような情報が載ってたりしますが、顔も見たことがない第三者の情報発信より、実際に働いている社員からの情報のほうが圧倒的に信用できます!
選考が通過しやすくなるというメリットは就活生にとって非常に価値が高いと思います。

間違いないです!
実際に働いている人の言葉は就活生にとって心強いです。
その会社で内定取ってる人のアドバイスは本当に貴重だと思います!

当然、色々貴重な話が聞けるので、企業理解が深まり、志望動機も書きやすくなりますが、それ以上に面接で社員の名前を出せることが最大のメリットです。
どういう事かと言うと、志望動機の際に、「御社の●●さんから▲▲の話を聞いて非常に共感しました!」など、社員から聞いた話が心に響いたという内容は他の就活生には話せないオリジナルな志望動機になるので、差別化を図れます。
また社員が言っている内容なので、面接官にも説得力があるでしょう。
リクルーターと接点を持つことで、有利に進められるところがたくさんあります!

やっぱり話を聞いてるとリクルーターが付いてるのって良いな~!!
羨ましい!!

ただ、リクルーターにも注意点があります!
それは何かというと、「選考要素がある」「連絡がたくさん来るケースがある」という2点です。
リクルーターは、ただ会ってるだけではなく、自社に合っている人材なのか、人柄や価値観を見てます。
「選考要素はないから、リラックスして何でも聞いてね」と言われても、信じてはいけません!
通常の業務時間を割いて学生と会っているわけですから、何かしら会社からのミッションはあります。
その一つが「ミスマッチを少なくする」というミッションです。
ほとんどの企業が新卒の早期退職を懸念してます。
退職率を下げるには、ミスマッチを解消することが有効なので、リクルーターは自社に合っている人材なのか見極める役割も担っているのです。

当然と言えば当然ですが、リクルーターは選考するための情報を入手する場としても使ってるんですね。
ちなみに会社からリクルーターへのミッションは他にもあるんですか?

はい、あります!
「惹きつけをする」というミッションです。
それが「連絡がたくさん来るケースがある」とお伝えしたところに繋がります。
良い人材がいたら他の会社に取られたくないので、学生を自社に惹きつけたいと考えます。
その手段として、リクルーターが相談に乗ったり、会社の魅力を伝えて、惹きつけを行います。
リクルーターは会社からのミッションもあり、他の企業の選考状況や志望度などを確認するために、頻繁に連絡をすることもあるようです。
志望度が高い会社であれば、ありがたいですが、そこまで志望していない会社から頻繁に連絡が来るのは、ちょっとしんどいですよね。

確かに、あまり志望してない会社から連絡がたくさん来ると困りますね。
リクルーターはメリットもデメリットもあるんですね。理解できました!

しっかりメリット・デメリットを理解した上で、リクルーターをうまく活用することが出来れば、自身の就活にプラスとなって返ってくるので、参考にしてください。

ありがとうございます!
私にリクルーターはいないですが、友達で困っている人がいたら、ちゃんとメリット・デメリットを伝えて、うまく付き合えるようにアドバイスしてみます。

さすが!ヒカリは優しいな!
リクルーターが付いてる友達っているの??

んー・・・
そういえば記憶にないな~。。。

もしかしてそれって同じ大学だからみんな学歴フィルターかかってるんじゃない?笑

確かに!!
リクルーター経験者はほとんど高学歴って言ってたもんね!
そりゃ私の周りにリクルーター付いてる人がいないわけだ!笑

そうかもしれないですね!
でも、高学歴にリクルーター経験が多いとか、金融・自動車業界にリクルーターが多いというのは、あくまでも傾向なので、参考程度にしておくほうが良いと思いますよ!

はーい!
じゃあ私はまだリクルーター諦めません!!

ほとんどの会社が個人面接まで進んでるんだったら、さすがにもう遅いだろ・・・

そっかぁ。
じゃあ可能性は低そうだから・・・
ちょっとだけ諦めない!

もう好きにしてくれ!笑