_適性テストの事前準備とは

内容ダイジェスト】

◆適性テストで代表的なものは3つ
 (1)SPI
 (2)玉手箱
 (3)TG-web

◆勉強方法は大きく2つ
 (1)webやアプリを使う
 (2)問題集の買って練習

◆適性テストの影響度は小さい
 適性テスト+面接の評価(もしくは履歴書やES)で合否判定
 適性テストは全体の2~3割程度しか考慮されないケースが多い!

プロローグ
就活でよくある悩みや陥りがちな罠を紹介しながら、ストーリー形式で解決していく構成になってます。登場人物と自分の性格を照らし合わせて、共感できる部分はぜひ参考にしてください。

登場人物

~就活マスター~

就活のことなら何でも知ってるプロのアドバイザー。

~ヒカリ(就活生)~

楽観的な性格。直感で判断することが多く論理性に課題。

~トオル(就活生)~

冷静でクールな性格。頭で考えすぎて動けない事が多く行動力に課題。


トオル

もう少しで適性テストを受けるところが出てくるんですが、事前にどんな準備をしておいたら良いですか。

ヒカリ

私も聞きたいです!
あんまり準備せずに受けてたから、あんまり通過率高くなくて・・・

今さらだけど、ちゃんとしないとマズイと思ってきました。

就活マスター

適性テストの事前準備ですね。
じゃあ少しだけ話しましょう!

まず適性テストはいくつか種類があります。
代表的なものは、「SPI」「玉手箱」「TG-web」です。

全部の対策をすることは時間的にも難しいため、絞った方が良いです。
ひとつに絞るなら一番使われている事が多い「SPI」がオススメですが、志望する企業の適性テストがわかっている場合は、それを勉強したほうが良いでしょう。

勉強方法は、
・WEBやアプリを使って練習する
・問題集を買って練習する
がスタンダードです。

また複数の問題を手広くやるより、1つの問題集を何度かやるほうが短期間でコツを掴みやすいのでオススメです。

トオル

代表的な適性テストは3つぐらいなんですね。
自分はアナログ人間なので、WEBより紙で勉強したいから、問題集を買って練習しようと思います!

ヒカリ

私はいつでも手軽に勉強できちゃうアプリを使おう♪

就活マスター

自分に合った方法を見つけてやってみてください。
これが正解ということはないので。

そして、最も重要なポイントは、それに時間を使いすぎない!ということです。

トオル

ん?どういうことですか??

就活マスター

適性テストの準備に時間を使いすぎるともったいないんです。

どういう事かというと、適性テストの結果が選考結果に与える影響はそこまで大きくないということです。

ほとんどの企業が適性テストだけで合否を出していません。
ESや履歴書の評価に加えて適性テストの結果を見たり、
面接の評価に加えて適性テストの結果を見たりします。

このように複合的に判断して選考結果を出しているのですが、もし適性テストのウェイトが大きい場合、適性テストを頑張る価値は高いです。
でも逆に適性テストのウェイトが小さかった場合、事前に勉強を頑張る価値は低いです。

例えば、テストで配点が50点の問題と10点の問題があったとしたら、50点の問題に時間を使った方が、高得点が出る可能性高いですよね。

就活でも一緒で、評価のウエイトが大きいものに力を入れて、評価のウェイトが小さいものは、ほどほどにしないと限られた時間を有効活用できません。

ではどの程度、適性テストの結果が合否に影響を与えているのでしょうか。
もちろん企業によって差はありますが、2割~3割程度と考えておけば大きくズレません。

だから私は、適性テストの事前準備に時間を使いすぎずに、伝える中身のブラッシュアップや面接練習など伝え方の練習に時間を割く方がよっぽど結果を出せる就活生になると思います。

ヒカリ

なるほど!
時間の使い方が重要ってことですね!
企業が重視していないところを、こっちが重視してもあんまり意味ないですもんね。

ちなみに適性テストはあんまり評価に影響しないって言ってましたが、私が頻繁に落ちるのはなぜでしょう。
ESとか履歴書が良くないんですかね?

就活マスター

そうとも限りません。ヒカリさんにいたっては、履歴書の書き方やESの書き方を習ってマスターしてるはずなので、そんなに完成度が低いものではないと思います。

恐らく適性テストのもうひとつの判断基準で、合否が出た可能性が高いです。
ただこれは『選考基準の裏話』というところで詳しく話すので、続きはそこでにしましょう。

ヒカリ

うぅー!気になるー!!

けど、わかりました。
とりあえず今はできることを全力で頑張ります!